園だより
平成30年8・9月号より

 早々に梅雨明けし、一気に真夏の暑さがやってきました。このままこの暑さがより長く続くことになると、とても厳しい夏になりそうです。睡眠と食事をしっかりとって厳しい暑さを乗り切りましょう。また、先日も西日本で大変な災害が発生しました。ここ数年はゲリラ豪雨など各地で災害が起きています。お休みを利用して帰省や旅行にお出かけをする方も多いと思いますが、自然の怖さもしっかりと意識しながら、決して無理をなさらないように、くれぐれも事故のないように、楽しい夏休みをお過ごしください。そして夏休みは普段経験のできない事を体験したり、挑戦したりしながら、子どもたちにとっては大きな成長が期待できる時期でもあります。二学期には一層逞しくなった子どもたちに会えるのを楽しみにしています。
 
 さて、6月号にも書かせていただいたサッカーワールドカップ。日本代表は当初の予想を覆し、素晴らしい大健闘を見せてくれました。そして、日本チームの素晴らしさは試合のみに留まらず、試合後のロッカールームが見事にきれいに片づけられ、ロシア語で「ありがとう」の言葉が添えられていたことも話題になり、一選手・一スタッフとしてだけでなく、日本チームの人としての評価も大変高いものでした。更には現地へ応援に駆け付けた日本人サポーターについても、恒例となった試合後の観客席のごみ拾いが他の国々にも広がりを見せ、これもまた海外からの称賛を受けました。同じ日本人として、とても誇らしく、うれしく思った方はきっとたくさんいらっしゃったと思います。「日本って、日本人って、なんて素晴らしいんだろう。」そう思えたことが何よりもうれしい大会でした。そして、日本チームやそのサポーターたちの行いを目にとめてくれる、そしてそれを評価してくれる海外の方たちがたくさんいたこともとてもうれしいことです。それを素晴らしいと言ってくれるということは、その海外の方もそれを素晴らしいと思える同じ価値観を持っているということですから。もちろん、「それは日本人にとっては素晴らしいことではなく、当たり前のこと。」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、私としては日本の価値観が評価されることを素直に喜びたいと思います。それら日本の価値観や美徳は長い歴史の中で培われてきたもので、親から子、子から孫へと受け継がれてきた日本の宝ともいえるべきものだと思います。日本人が持つ礼儀正しさや団結力、規律正しさなど日本の素晴らしい人としての文化は、親や私たち大人がこれからもしっかりと子へ、孫へと確実に受け継いでいく責任があると思っています。それにはまず私たち大人がその見本となって、最も身近なお手本となることが大切です。特に親の影響力は絶大です。小さな子どもが毎日過ごす家庭環境は、その子の価値観やものの考え方に大きな影響を与えます。良い見本もダメな見本も、実際に頻繁に目にすることがその子の常識、当たり前のことになっていきます。子どもは知らず知らずのうちに大好きな親の真似をし、成長していきます。親子で過ごす時間が特に長いこの夏休み、是非子どもに人としての見本となる姿をたくさん見せてあげてください。この夏休みで子どもが親を尊敬し、憧れ、一層親子の愛情と絆が深まることを祈っています。
 
 
園長 藤本 志磨